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- 2026/06/10
- Life
第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加して【学会参加助成制度を利用】
(医学部医学科3年 中村)
今回の学会参加で特に印象に残っているのは、オンライン診療や遠隔連携など、急速に進む医療DXに関するシンポジウムです。 2020年に「遠隔連携診療料」が新設されて以降、特に緩和ケア領域では、プライマリ・ケア医が緩和ケア医と連携して患者を支える「D to D with P(Doctor to Doctor with Patient)」というモデルが注目されていることを学びました。 専門的なケアと地域医療をICTでつなぐという発想は、今後の地域包括ケアの未来を感じさせるものでした。 一方で、ICTリテラシーの格差や診療報酬制度の壁、個人情報保護といった導入の難しさも浮き彫りになっており、技術を実装する際の「実務的なハードルの高さ」を痛感しました。 制度設計の方向性から実際の導入事例までを体系的に学べたことは、今後技術者として現場に関わる身として、非常に大きな財産になりました。 また、企業ブースでは、地域医療に特化した電子カルテや訪問看護のDXソリューションを拝見しました。 実際の現場でどのような課題がDXによって解決されようとしているのか、開発者の方々と直接お話しできたのは非常に貴重な経験でした。 現場の医師や看護師が抱える「現場の負担を減らすためのシステム」がいかに重要であるかを再認識し、エンジニアとして「使いやすさ」と「連携のしやすさ」をどう両立させるべきか、具体的にイメージを膨らませることができました。 さらに、企業ブースの一角で体験した按摩(あんま)も非常に印象深かったです。 施術を受けてみて、その素晴らしい技術の奥深さに驚きました。こうした高い専門性を持つ伝統的な手技こそ、もっと多くの人に知ってもらい、メジャーな存在にしていくべきだと強く感じました。 エンジニアとして、こうした素晴らしい技術をデジタルやデータでどう支援し、社会に広めていけるのか、新しい視点から考えてみたいというモチベーションが湧きました。 今回の学会参加を通して、医学的知見とエンジニアの視点が混ざり合い、これからの学生生活や医師としてのキャリアに対し、これまで以上に広い視野を持てた気がします。 ここで得た気づきや刺激を、今後の開発や、日々の医学学習にしっかりと活かしていきたいと思います。

