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WONCA Asia Pacific 2026 に参加しました
  • 2026/04/28
  • Life

WONCA Asia Pacific 2026 に参加しました

フィリピン・イロイロで開催された WONCA Asia Pacific 2026 に参加し、Eポスターセッションで発表を行いました。
会場は多くの演題が並び、活気に満ちた賑やかな雰囲気で、国際学会ならではの熱量を感じながらの発表となりました。

今回の発表では、超高齢社会における総合診療医の役割について報告しました。
ポスターでは、日本の高齢化が救急医療に与える影響と、総合診療医の育成が救急受け入れ能力を高めてきた経緯を紹介しました。

また、教育体制の整備により総合診療医が増えたことで、救急受け入れ件数が拡大したことや、年間約900件の入院患者を幅広い疾患領域で診療している現状についても共有しました。

一方で、学会参加を通じてフィリピンの社会背景にも触れることができました。
2025年WHO報告では、フィリピンの平均寿命は68歳、健康寿命は60歳とされています。
街を歩いてみると、日本で日常的に見かけるフレイル高齢者の姿はほとんどなく、働き盛りや若い世代が中心でした。
歩道や都市設計が日本ほどバリアフリー化されていないのも、「高齢者人口が少ない社会構造」を反映しているのだと実感しました。

また、年金制度(SSS・GSIS)や医療保険(PhilHealth)が労使負担中心で、国庫負担がほぼない点、家族が高齢者を支える文化が強く、公的介護制度が未整備である点など、日本との社会保障制度の違いも印象的でした。

医療制度・社会構造の違いが、人々の生活や街の雰囲気にどのように影響するのかを肌で感じられたことは、今回の大きな学びでした。
日本の超高齢社会で総合診療医が果たす役割を再確認するとともに、国や地域によって異なる医療のあり方について考える貴重な機会となりました。

今回得た知見を、今後の診療・教育活動に活かしていきたいと考えています。

(ひろしまCGM 原田)
  

 

  

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